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リサイタルの紹介記事
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4週間後に控えていますリサイタルの紹介記事を現在発売中の「音楽現代」9月号に掲載させていただきました。どの曲も大好きで、さらうのも今のところ楽しいですが、特にヘルダーリンHölderlin の詩による歌曲である、M.レーガーの「希望に寄す An die Hoffnung」とV.ウルマンの「夕べの幻想 Abendphantasie」は、詩と音楽の情景がStuttgartやTübingenなど懐かしい南ドイツの風景が目に浮かんできます。

記事

「メゾソプラノ・リサイタル 〜夕べの幻想」を開催 藤井奈生子

今回のリサイタルでは、ライプツィヒで活躍した作曲家達のドイツ歌曲を取り上げます。ドイツ歌曲の先駆者である、C.P.E.バッハから始まり、メンデルスゾーン、R.シューマン、そして没後100年となるM.レーガーです。
そして、チェコ生まれのユダヤ人作曲家、V.ウルマンの「夕べの幻想」から、今回のリサイタルの副題としました。彼は20世紀前半の優れた音楽家で、シェーンベルクを師とし、作曲家、指揮者、音楽評論家、教育者として活躍していました。第二次世界大戦時にナチス政権より迫害を受け、多くの作品を没収されたにもかかわらず、強制収容所で作曲活動を続け、アウシュビッツ収容所で命を落としました。今回収容所で作曲され残された作品の中から、ヘルダリンの詩による「夕べの幻想」をご紹介できるのは何よりの喜びです。
また、レーガーはオルガン曲は演奏されることが多いですが、歌曲を300曲以上作曲しているにもかかわらず、残念ながらまだ日本では演奏されることが少ないのです。
いみじくも私が留学していたドイツ・カールスルーエに国際M.Reger協会があり、この記念の年に、日本でも、傑作「希望に寄す」をはじめ、6曲の歌曲が演奏されるのを喜んでくださり、後援をいただきました。没後100年を迎えた今年をきっかけに、あらゆるジャンルで多くの個性溢れる作品を生み出した彼の作品の演奏される機会が増えることを願っています。
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